小倉競馬場 Ⅲ

ざっと今から３０年、昔のはなしです。　


シービークロスっていう、葦毛（歳をとると次第に白いなって行く馬）の競走馬がいました。

今よりも、人も馬も個性が認められていて、男の美学がまだ尊ばれていた時代。。。。。

長距離専門の馬で（当時は春も秋も天皇賞は３２００ｍでした）３コーナまで、馬群から

１０馬身ほど後を１頭だけぽつんと悠然と駆け、４コーナーで鞭が入ると

前を走っている馬が全馬止まって見えるほど、とてつもない速さで抜いてトップでゴール

するという凄いやつでした。

当時の騎手の吉永正人さんも頑固なまでに馬の力を信じて乗る名騎手でした。

今と違って、男はプライドで働いていた時代でした。

この震災で、男達が自分で考え、本気で動きだしています。

自分たちを信じて進むしかありません！エールを送ります！！

頑張れ東北！　頑張れ日本！！！！

　　　　　　　　　　　トラブルから何とか復帰できました。まだ完全ではないけれど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暫くならし運転です。